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2015/10/25 

オフィスでのコミュニケーションを生み出すには?雰囲気作りに重要な色・空間

現在、社内の問題にオフィスでのコミュニケーション不足を取り上げる会社が非常に多くなってきています。コクヨファニチャーの調査では、この問題が全体の46%をしめ、2位の企業のブランドイメージの向上30%、3位の社員の意識改革28%から大きく差を開く結果となりました。

社員が少数の会社であれば自然にコミュニケーションが測れるでしょうが、より細分化された組織を持つ大企業で、毎日多くの人と言葉を代わすのは物理的にも難しいのではないでしょうか。

そんな問題を解決するため、社員が働くオフィスの「空間」から変えていく会社が増えてきています。どんな空間作りをすれば、社員同士のより円滑な意思疎通ができるようになるのでしょうか。事例と共に、ご紹介します。

会社内コミュニケーション革命

昔は今ほど、「社員同士のコミュニケーションが重要だ」という声は聞かなかったような気がします。むしろ、仕事中は集中、雑談は慎むように。これが社内の暗黙のルールでした。営業なら営業、開発なら開発、企画なら企画、といったように、技術や専門分野が同じ人たちが固まって仕事をし、必要に応じて会話を行うというスタイルが、今でも多くの会社に根付いています。

しかし、今では「社員同士にもっとコミュニケーションを取ってほしい」「自由に意見を交換してほしい」というものに変わってきています。ここには、インターネットの普及が大きく関係していると考えられます。

インターネットの普及により、会社が抱える問題はより複雑化してきました。問題の分野を区別する領域は大変曖昧で、専門分野が違う社員でも一緒に考えないと解決ができないようになってきたのです。また、問題に応じて必要なメンバーは流動的。これでは、決まった部署に閉じこもったまま仕事をするわけにもいきません。

このように、複雑な問題を解決していかなければならない環境にある会社では、より活発なコミュニケーションが重要となってきているのです。

活発なコミュニケーションを作る3つのポイント

コミュニケーションを生み出すオフィスにするためには、いくつかのポイントがあります。今回は、その中でも最も重要な3つをご紹介いたします。

机ひとつで会社が変わる 空間にこだわる!

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机と机、オフィスとオフィスなど、壁などの遮られるものが多いほどコミュニケーションは滞ります。

これを解決するために、会議室の壁をガラス張りにする、机同士の壁を取り払い数人で一つの机を共有するなどの方法が取り入れられています。席のフリーアドレス化を取り入れている会社も最近では増えてきており、毎日違う人と仕事をすることで多くの人とコミュニケーションを取ることができます。

また、会議室の机と椅子の配置を変えるだけでも効果があります。
縦一列に綺麗に並んでる机を斜めに設置し、一つの机で会議をしていても、多くの社員の顔を見ることができるように変えたという例もあるそうです。

人と出会う空間を意識して作ることで、コミュニケーションは意外と簡単に生まれます。

感情効果に期待大 色にこだわる!

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Photo By Ole Houen

色には感情効果があると言われています。この原理を利用してオフィスや会議室、休憩室の色を変えれば、効率的にコミュニケーションを生み出す空間作りが可能です。

例えば、黄色やオレンジは長期の作業には向きませんが、よりコミュニケーションを活発にする色として会議室に取り入れることができます。緑は安らぎの色として休憩室や、団欒スペースに。白は清潔感がある印象を与えるので、受付に使われたりします。

最先端は社会のものだけではない デジタルを取り入れる!

来客者や社員同士のコミュニケーションの一貫として、デジタルサイネージを取り入れる会社もあります。

タッチパネルで社員を呼び出し、待っている間にはその社員のプロフィールが見ることができるものや、CMと共に社員の情報を見ることができるものなど、デジタルを使えば応用の仕方は様々。その人の出身地や好きなものを知ることができれば、初対面の人でもそこから会話が広がりそうですね。

もっとある、開放感溢れる会社を作る事例

「チームラボ」偶然の出会い作り

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http://www.worksight.jp/issues/68.html

ウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」では、先述したポイントを抑えながらも画期的なオフィスが作られています。

チームラボのオフィス空間作りで最も特徴的なのは、「偶然出会える場所がある」ということです。
コピー機とコーヒーメーカーの置かれた休憩スペースの同一線上に、お手洗いが設置されています。すると、コピーをしている人、コーヒーを取りに来た人、休憩室で休憩している人、お手洗いに行く人が一箇所に集まる、ということが起きるのです。とにかく情報を共有するスタンスのチームラボでは、そんなちょっとした出会いから新たな発見が生まれたりするのです。

「JINS」ニューオフィス賞受賞!

第28回日経ニューオフィス賞を受賞した、眼鏡で有名なJINS Global Head Officeは、シンプルで近未来な清潔感溢れるオフィスです。

このオフィスで特徴的なのは、「コミュニケーションスペース」というレクチャーホールをイメージしたオープンな会議室です。プレゼンテーションをする人を囲むような形で椅子が設置されています。椅子は木を積み木のように積み重ねたもので、3段ある中の好きな段に座って、日によって気分転換することができるというものです。毎日の会議も楽しみになりそうな工夫がされています。

「ドワンゴ」あのライブ感をオフィスにも

株式会社ドワンゴでは、会議室やカフェテリア、リフレッシュスペースなど、社員が自然に集まる場所をワンフロアに集め、偶発的な出会いを生み出しています。

受付スペースからはガラス越しにカフェテリアの様子を伺うことができ、このガラスはスイッチ一つで不透明な壁に変わります。全体的に開けた印象を受けるこのオフィスを作り上げているのは、壁の代わりにガラスの壁と低い垣根が使われているからでしょう。開放的な空間で、毎日の新鮮な出会いがありそうです。

壁を取り払い、新たなコミュニケーション作りを

コミュニケーションを生み出すオフィスに最も重要なのは、「壁を取り払う」こと。上司と部下の壁を取り払うのと同じように、オフィス同士の壁を取り払うことが、より活発なコミュニケーションを誘発する要因になるのではないでしょうか。

あなたの会社の社員が、閉鎖された空間で黙々と作業をしており、コミュニケーション不足に悩むのならば、思い切ってその壁を取り払ってみませんか。こだわった空間作りをすることが、ワンランク上の発想を生み出す原動力になるかもしれません。

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